ソン・ヒョンホ 大韓イエス教長老会総会(ベクソク)派遣宣教師
神様に出会った中学校の夏の修養会以来、アフリカ宣教を夢見ながら信仰の綱渡りをしてきました。信仰の危機に襲われるたびに、主は、真っ黒な顔の純粋な子どもたちと福音を分かち合う夢を思い出させてくださいました。大学生の時には、その夢を実現するために、アフリカの地に行くために一時期休学をし、農水産物の販売所で凍った手をさすりながら、朝早くから大きな大根を切ったりもしました。その中で、神様に「10年後にはアフリカに行きます」と約束しました。10年間待ち続けると、ちょうど10年目になる日、正確で真実な神様は驚くべきことを示してくださいました。ある日、高校の恩師が宣教師としてウガンダにおられるということを友人から聞いたのです。そのようにしてつながった宣教師は、同労者を送ってくださるように長く祈ってきたと言って喜びました。神様の計画には一寸の誤差もありません。 初めて宣教地に行くとき、足が不自由な妻と、2歳と5歳の幼い2人の子どもが心配でしたが、神様はこのような心配もすべてゆだねるように導かれました。そのようにして到着したアフリカの地は、涙が出るほど愛おしく、彼らの大きな瞳の中から肉体の渇きや空腹を越えて、霊的な渇きを感じました。しかし、それが人生の一部であるかのように生きる彼らの姿に心が痛みました。 ウガンダの首都カンパラから約7時間離れたソロティは、韓国の田舎と似ています。純粋で情の深い彼らに、真理のみことば、私たちの道と真理である主の招きを知らせたいという切実な思いが起こりました。希望もなく生きていく若者たちを見ながら、さまよっていた頃に私が出会った主に彼らが出会い、経験できるように、青少年中心の働きも準備しています。ここでは、現地の働き人が体系的な神学教育を受けないまま牧師になる場合が多く、さまざまな問題が生じたりもします。そのため、私たちは、聖書中心の牧会者養成を通して現地教会を回復させ、さらには、彼らを通して正しい信仰を教えるために神学生養成にも励むつもりです。ウガンダは、長い間、霊的に岩のようにかたくなです。しかし、神の召命は変わらないということを覚え、信仰をもって彼らを抱き、真珠として生まれるウガンダの霊的回復を期待します。
| 国家情報 | ウガンダは「アフリカの真珠」と呼ばれる中央アフリカ内陸国で、ケニヤ、スーダン、タンザニアなどの5か国と国境が接しています。首都はカンパラで、ビクトリア湖と大平原などの優れた自然景観を誇ります。独立時の権力闘争による部族間の争いが内戦に続いて、大きな人命被害を生み、特に独裁者イディ・アミンの反対勢力弾圧によって約30万人が犠牲になりました。人口は約3千710万人で、東アフリカ国家の中でエチオピア、タンザニア、ケニヤに続き4番目に多いです。公用語は英語とウガンダ語です。宗教はプロテスタント、カトリック、イスラム教、土着信仰などがあります。
| 祈りの情報 | カトリックと聖公会が大きな比率を占めるウガンダでは、最近、イスラム勢力が急成長し、クリスチャンに対する弾圧が頻繁に起こっています。ウガンダ東部では改宗したクリスチャンの5、7、10歳の3人の子どもが一斉に拉致されたり、コモドではクリスチャンの警察官が殺されたりもしましたが、神の霊に導かれた多くの人々が悔い改め、主に立ち返っています。ひとりのたましいを何よりも尊ばれる主の御心が彼らに伝わり、この地が霊的に回復するように祈りましょう。
| ソン・ヒョンホ、チェ・ウンミ宣教師の祈りの課題 | 1.ウガンダがアフリカ宣教の要塞となるように。 2.働きのための働きではなく、神の御心にふさわしい働きになるように。 3.幼児、青少年、青年のたましいを生かす賛美ミニストリーに聖霊の油そそぎがあるように。 4.今後行われる教会堂の建築とミッションスクール設立が、神の時になされるように。 5.現地の同労者がみことばによって訓練されるように。
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