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QTで立てる教会 家族QT特集
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家族そろってQTをして起こった話 |
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世では、家庭崩壊を心配し、家庭内暴力や児童虐待に注目していますが、 本当の家庭の危機は、利己心と高慢、そして子どもを偶像とする 家族偶像主義によるもので、これは主のことばによってのみ克服することができます。 家庭崩壊のニュースが頻繁に聞こえる時だからこそ、家庭に目を向けなければなりません。 家族そろってQTをしながら、神のことばによって生きる5つの家庭を訪問しました。
家族が一緒にQTをする家庭は、同じ神のことばを共有して対話することで、夫婦関係が健全になり、親として立ち、子どもは神の子どもらしく育っていく恵みが流れます。彼らにも平凡な家族のように伝道を拒む両親や、子どもが選んだ職業に対する両親の反対、また事業の失敗によって残された借金など、大小さまざまな問題があります。しかし彼らには、ともに集まってQTをしたことを分かち合い、心を一つにして祈り、問題を障害物として見るのではなく、キリストへの通り管とし、毎日主に近づくという共通点があります。
子どもの目線に合せたQTの分かち合い 母親と一緒に座る3人の子どもたちが賛美を始めます。2番目のヨウォン(8)と末っ子シオン(5)は踊りながら楽しく賛美します。賛美が終わると、あらかじめQTをしておいた母親は、子どもたちにQTの内容を確認する質問をし、子どもたちがそれに答えます。簡単な分かち合いの後、ヨハン(10)から順番に祈り、母親が最後に祈って終わるのに15分もかかりません。ジャン・インジャ(43)さんの家庭のQTでささげる家庭礼拝の風景です。「子どもたちは、礼拝の中で育ったためか、落ち着いています。家でQTの練習をするので、聖日礼拝のメッセージの要約もとても上手です。子どもたちが大きくなり、けんかも増える時期ですが、QTをしているためか、みことばに刺されて自分で悟る場合が多く、私が声を上げて罰を与えることも、ほどんどありません。」昔からQTをしてきた中で、決定的な瞬間ごとにQTのみことばを通して神の導きを受けてきたジャンさんは、「子どもたちが自分の本でQTをし始めて1年が過ぎました。赤ちゃんのときから私がQTをした内容を子どもたちに分かち合いながら育ててきました。言葉もわからない赤ん坊に何をしているのかと笑われましたが、今思えば、子どもたちは全部理解していたのだと感じます」と語り、子どもにこつこつとQTをさせるためには、母親がしっかりQTをしなければならないと話します。そうでなければ、母親が混乱し、子どもたちに説明してあげることができないからです。 小学校でクリスチャンの教師の集いを導くホ・ヤンウォン(43)さんは、「中高等部の教師として仕えながら、ずっとQTの指導をしてきましたが、実際にナムジュ(9)が子ども用のQTガイドでQTを始めると、どうやって指導するべきかわからず、子どもが適用の質問に間違った答えをすると、叱るようになりました。子どもがその日の聖書個所を正しく理解できず、動画の資料やいろいろな教育テクニックを利用して、学ばせるかのようにQTをさせていたとき、QTの中で主が『子どもを信じてあげなさい』とささやかれたのを感じました。それから、子どもがひとりでQTをできるようにそっとしておくと、意外にも上手にできました。信じて待ってあげると、良い結果が生まれるのを何度も経験しました」と話します。 ナムユ(6)とナムギョル(5)と一緒にQTをするイ・シジョン(35)さんは、からだが疲れて横になりたくても「QTの時間」と言ってせがむ子どもたちのために、仕方なくQTをする日もあるそうです。「子どもたちがシャワーして寝る前の7時半から8時半の間がQTの時間です。QTを通して子どもたちがみことばを聞くことができて感謝で、順番に感じたことを話せることができて感謝で、何よりも私が恵みを受けるので本当に感謝です」と告白します。 ホさんは、子どもたちが育つにつれ、友だちや世の文化の影響を多く受けるため、信仰によって育てることが重要であり、だからこそQTが重要だと語ります。彼女の家庭はまだ子どもたちが幼いため、家族がそろってQTの分かち合いをすることは簡単ではありませんが、家族全員が集まってQTの分かち合いをする日を夢見ながら、熱心に準備をしています。このために、夫婦はたくさん話し合う時間を持ち、子どもたちには聖書の話や絵本を段階別に繰り返して読ませています。豊かな聖書の知識が、良いQTの基礎となるからです。
QTによって成長する子どもたち 「QTをする中で、大変なことはありません。ただ、必ずしなければならないので、毎日します。朝QTをすれば、一日中神様の前で気をつけることができますが、QTをしないと、みことばのないまま好き勝手に生きているように感じます」と語るユファン(12)は、聖歌隊の奉仕と伝道、献金生活の模範を示しています。彼のQTは、大概のおとなよりも真実で成熟しています。7歳の時から毎日少しずつ聖書を学んできたユファンは、最近ローマ人への手紙8章とコリント人への手紙第一13章のみことばを暗唱し、QTに励んでいます。ユファンがQTを始めて1年ほどは、子どもとの戦いだったと語るチェ・ユンヨン(39)さんは、末っ子のユジン(7)も、ユファンと同じ方法で育てています。母親にとってQTの訓練は面倒な作業ですが、子どもたちを正しく育てるためにはこの方法しかないということを、経験から知っているからです。 チェさんは、「もともとユファンは欠点の多い子どもでした。周りのみんながちやほやして育てた子どもなので、敏感で自己中心的でした。生意気で反抗的だという1年生の時の担任の先生の評価を聞いてたくさん泣きました。そういう性向はさらに強くなり、思春期のときに多くの問題を起こします。そのため、2年生からQTを懸命にさせました。おかげで、みことばによって価値観が整えられ、今はすなおで、言うこともよく聞くようになりました」と言い、ユファンが毎日のQTで神様からみことばを受けるので、思春期も問題なく通過できるだろうと期待しています。 初めてQTを始めた時、黙想して適用したことを実行しようとする自分自身を見ながら、「これが神様をしっかり見つめて生きることだ」と悟ったというパク・ヒョンスク(55)さんは、最近子どもたちとQTを分かち合いながら、神様をさらに親しく感じています。「一緒にQTを分かち合うと、同じ個所でも息子は私とは違う黙想をしています。私が気づかなかった部分を息子が分かち合ってくれると、新鮮な感動を受けます。まだまだ幼いと思っていたのに、一緒に分かち合って祈ると、息子が大人っぽく感じます」と喜んで話します。 幼い頃から教会の奉仕を行い、信仰の態度をほめられてきたシンヒョク(30)さんは、「母とQTを分かち合うのが最初は負担だったのですが、始めてみると、その時間が待ち遠しくなりました。大きな悩みを分かち合って一緒に祈ることで、母の思いを知り、深い内面の対話と切実な祈りの恵みも感じています」と話し、家族のQTの分かち合いをためらう青年たちに、勇気を出すよう勧めます。
家族のQTの分かち合いで経験する神の臨在 教会でそれぞれ男性会会長と女性会会長として仕えているパク・チャンウン(51)、ユ・ヒョンスク(48)夫妻は、子どもたちの願いでQTの分かち合いを始めました。ヒョンスクさんは、「子どもたちが幼い頃は、私たちが信仰の訓練を行いましたが、今は子どもたちの信仰のほうが、私たちの信仰よりもまさっています。今は、子どもたちが私たちの信仰を導いてくれます」と語ります。家族のQTの分かち合いを始めた後、家にはいつも賛美が流れ、以前は自分の考えに固執して声を高めていたようなことも、対話と祈りで解決します。家族が一つになって信仰生活をするので、ひとりでしていたときよりも楽です。苦難が来ると熱心になり、平安なときには怠けるという信仰習慣も直されているそうです。 チャンウンさんは、家族のQTのメリットを、「不満なことではなく、QTの内容を分かち合うので、お互いの言葉をよく聞くようになりました。子どもたちがつかんだみことばで、彼らの心を鏡のように見ることができ、お互いの心配や問題を共感し、とりなしの祈りをしながら、家族が一つになるのを感じます」と語ります。 パク・シング(25)さんは、家族のQTの分かち合いを提案し、「本当に不思議なことに、恵み深いQTの交わりを持った翌日は、必ずと言っていいほど、お互いへの怒りや角立った性格でぶつかります。すると、次のQTの集まりをするのがとてもいやになりますが、それでもQTの分かち合いをすると、その葛藤は自然に解決されます」と語ります。また、彼は家族のQTの分かち合いには「幸福感」や「楽しさ」そして「和解」のような言葉では表現できない、聖なるものを感じると話します。集まりの中で告白する問題は、祈りの課題となり、次の集まりの時にその問題はすでに証しとなっていると、笑顔で話してくれました。
今回訪問した家族のほとんどは、出席する教会の主任牧師の導きによってQTを始め、 個人の霊性をはぐくみ、健全な家庭を築き、教会の奉仕にも熱心な信仰者たちです。 これは、教会の健康が家庭に、また家庭の健康が夫婦を通して 次世代に受け継がれていることを証明しています。
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