苅草治美 ● 東京グレイス福音教会
私が初めて教会という場所に行ったのは小学生の頃で、兄の後について日曜学校に通うようになりました。小学生の間は賛美や牧師先生が大好きでしたが、中学生になると部活動に夢中になり、自然消滅のような形で全く行かなくなりました。上京し、結婚してから、再び教会に巡り合いました。 東京グレイス福音教会に通うようになって、10年程経ちます。最初は、婦人会だけに参加していましたが、徐々に聖日礼拝にも出席するようになりました。 火曜日の婦人会では、礼拝前にメンバーたちと『リビングライフ』を使ったQTの分かち合いを続けています。『リビングライフ』を通して一日ごとに決まった聖書の個所を読み、自分の感じた事を書きとめ、それを分かち合います。自分の思っていた事や考えが、より深まったり、ほかの人の話を聞くことで、いろいろな感じ方や考え方があるのだと知ることができます。はじめのうちは、「こんなことを言ったら変に思われないかな」「笑われないかな」などと気後れしていましたが、「この場所なら、まるごと、そのままの自分をさらけ出しても何ともない」、「ありのままの私を受け入れてもらえる」と思うようになりました。そのような交わりを通して、リーダーをはじめとするみなさんが、私の成長を見守り、アドバイスをくれるのです。ある日、聖書を黙想していると、「私たちは肉にあって歩んではいても、肉に従って戦ってはいません」(Ⅱコリ 10:3)とありました。この日の適用で、夫のことを思いました。未信者である夫は、事あるごとに「おれは教会に行くことを認めていない。宗教なんて大嫌いだ」と言ってきます。とてもいやな気持ちになり、面倒な思いが強くなりますが、肉に従って教会から離れることは全く考えていません。今では、そんな時にも、夫に対する怒りや憎しみを感じず、心は至って平安であり、夫のために祈ることができるようになりました。このように、私は少しずつ主のみことばによって変えられているのです。 よく「自分のことが好きになれない」「自分のここが嫌い」という人たちがいます。そんな人たちに「ぜひ教会へ来てください!」と言いたいです。自分が変われるし、自分のことが大好きになれるはずです。 イザヤ書に「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」(イザ 43:4)とあります。このように神は、私がクリスチャンになる前からずっと私を愛してくれていたのです。この創造主である方が愛してくださる自分を、もっともっと大切にしいつくしみ、主の御名を賛美します。
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