箱山至子 ● 上田キリスト教会
私たち夫婦はピアノ教室を開いていますが、その生徒さんのお母さんの紹介で「クリスチャンが迎えるクリスマス」というものを初めて味わいました。それから二年後、2008年の元旦礼拝で、夫婦そろって洗礼を受け、間もなく『リビングライフ』を用いてデボーションを始めることになりました。毎週のスモールグループの集いで、一週間のデボーションの分かち合いを行ううちに、少しずつみことばから聴き、そこから気づかせてくださることを味わうようになりました。自分の生きる方向も、目指す道も、みことばによって変えられてきたことに、驚きつつも感謝しながら過ごしていました。教会では奏楽の奉仕やCS教師もさせていただくようになり、ピアノ教師をしながら週4、5回教会に通う生活を送るようになりました。 そのような中、今年に入って一人の姉妹を導くようにと、デボーションの入門クラスを担当することになりました。はたして私にできるのだろうかと不安を抱え、周りの人たちに祈っていただきながら、回を重ねていきました。そして、目の前でたましいが救われる姿を初めて目撃する喜びと感動を知りました。入門クラスを終了して『リビングライフ』による分かち合いをすることになり、初めて聖書を読む彼女と、『士師記』から始まって、『コリント人への手紙第一』を読み進めました。そんな中で、主が姉妹の心の深い所に触れてくださり、いやしと解放へと一歩を踏み出すことができたのです。 QTの分かち合いは、その日ののみことばを、それぞれの家で読んで黙想し、互いのために祈りながら一週間を歩み、そのすべてを持ち寄って分かち合います。その時間は、神の愛をかみしめる時となります。このような機会を通して初心に返ることができ、私自身が「ゆるし」について深く探られ、神から赦されていながらも、私は赦すことができていない領域があることを、神の愛の中で明らかにされてきました。自分と家族だけではなく、ほかのだれかとみことばでつながることで、どれほどたくさんの恵みや喜びをいただいているか知れません。 「もうこれ以上、何の予定も入れられない」と思うほど忙しい一週間のスケジュールでしたが、今は彼女と分かち合い、祈り合う時間が1時間から1時間半、時には2時間を超える週もあり、時間を増やしてくださる神の御手の中で守られていることを感謝しています。
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