日本CGNTVドキュメンタリー番組より
流行の最先端を行く、東京六本木のど真ん中で礼拝をささげている「ジーザスライフハウス」をご紹介したいと思います。ジーザスライフハウスは、オーストラリア出身のロド・プラマー牧師によって2002年に始まりました。 「オーストラリアで、多くの若者が集まる大きな教会を牧会していた時のことです。私の妻が幻を見ました。それはすごく大きな波、それはこの世の波とは違う、神の愛の波が日本に押し寄せるという幻でした。私たちは神が日本を揺り動かそうとしていると思いました。多くの人たちが『いや、日本は難しい。そんなことが起こるはすはない』と言いましたが、私たちは神の愛と恵みが、きっと日本を奮い立たせるだろうと信じました。大きな決断を伴いましたが、日本にいる何千もの若者たちが、キリストを信じるだけにとどまらず、日本の教会のリーダーになって日本の祝福になるのを見たかったのです。」そのビジョンを胸に、ロド・プラマー牧師夫妻は日本にやって来ました。 「最初は小さなカラオケホールを借りました」とロド牧師は語ります。「汚かったので毎週掃除をしました。最初は16人でしたが、毎年人数が増えて成長し、献金も増え、もっと良い場所を持ちたいと思い、現在の場所にいたっています。ノンクリスチャンも来やすいような場所です。私たちは常に最高のものを目指しています。音楽、来会者の出迎え、週報、ウェブサイトなど、見た目もベストを尽くしますが、何よりキリストの心を失わないように努めています。例えるとプレゼントのようなものです。重要なのは中身ですが、包装も美しくなければなりません。きれいな包みをもらってそれを開けたら、キリストという真実のメッセージが入っているのです。」 その言葉どおり、毎週日曜日にはレンタルしている会場に朝7時から機材を搬入し、礼拝のための念入りなリハーサルが行われます。ワーシップ中に流れる視覚効果やビデオ、賛美の歌詞を出すVJチーム、本格的なコーヒー・ココア・抹茶ラテなどを提供しているカフェチーム、入り口には一人一人を出迎えるウェルカムチームが待機しています。多くの奉仕者たちが喜び楽しんで仕える姿が印象的です。念入りな準備とプロフェッショナルな音響、映像、照明、音楽性の高いワーシップの中、流行に敏感なユースたちの心が開かれた頃、彼らの心にみことばが語られるのです。 ジーザスライフハウスには約150ものライフグループと呼ばれるスモールグループがあります。ライフグループはこの教会のDNAの一つで、男女に分かれ、学生は学生、社会人は社会人に分かれて、お互いの悩みを分かち合い、励まし合い、そして神のみことばを分かち合うことによって成長し合える場として提供されています。それぞれのグループにはリーダーが立てられ、リーダーがまず教会が大切にしているDNAを学んで実行し、ライフグループを通して一人一人に伝えられていきます。 教会の事務所の中でもひときわ異彩を放つ佐藤カービー牧師は、ミーティング以外はほとんど教会の事務所にいません。素足にスケボーを持ち、ランニング姿で街に出ていきます。「たくさんの人々を見ていてあわれみを感じないなら、それはまず自分に問題があるのです。みんな楽しんでいるように見えても、内側にはいろいろ問題があります。それを思う時に、あわれみと情熱が出てくるのです」とカービー牧師は言います。カービー牧師が路上に出ていく理由はただ一つ、イエスを伝えるためです。「だれかが手を差し出さないと、どうやって信じることができますか。ぼくたち一人一人、だれかが伝えないと、人々はイエスのことを知ることはできません。」カービー牧師は、午前中はノンクリスチャンの友だちを作るために大学で過ごし、その後はライフグループの新しいリーダーのための学びなどをしています。 ロド牧師が日本に来るとき、弟子訓練をするのに何年もかかるだろうと言われていました。「しかし私は、日本人は世界で一番の弟子になる素質があると思います。日本人がクリスチャンになるには確かに時間もかかりますし、努力も必要です。しかし、日本人がイエスに心を開くと、リーダーに育つまではとても簡単です。日本人は神のことばを愛し、読んで適応することを喜び、質問もたくさんします。日本人には求める心があるのです。ですから私は、日本は弟子訓練の場所として最も優れた場所だと思っています。今は数百人のリーダーが、いつか数千人に育つと信じています。」 ジーザスライフハウスの洗礼式は、現在、月1回程度で、毎回20人から40人ほどの人が洗礼を受けています。確かに神の大きな愛の波が日本に押し寄せているのです。
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