ホープ・チャーチ 主任牧師 ● スティーブン・ケイラー
自己紹介をするとき、よく「私もメイド・イン・ジャパンです」という表現を使います。私は、この日本という国で生まれ、育てられたことを神様に感謝しています。日本で牧師の働きができるのは特権であり、喜びです。そして、いつも日本に対して最も有益に貢献できる方法で、私の人生を用いてくださいと祈っています。そのために、私はイエス・キリストの教会を建て上げること以上に、神様の栄光をあらわす方法はないと信じています。 私は教会を信じます。私の神学的な信念は、教会は神様の人類に対する計画の中心であり、この終末の時代において教会は神様が用いられる最大の器です。日本の教会にはすばらしく輝かしい将来が待っていると確信しています。私たちは歴史上最も興奮すべき時代に生きており、神様が日本の教会のために計画されていることは、私たちの想像を超えたものです。ここで、私が見る日本の教会の将来を分かち合いたいと思います。
① いのちに溢れる、魅力的な教会 今までの日本の教会の評判は「かたい、くらい、つまらない」でしたが、それらは「明るい、楽しい、居心地がいい」に書き換えられるでしょう。日本の教会は生き生きして、キリストのいのちに満ち、多くの人々を惹き付ける、魅力的で、居心地のいい場所、人々の人生に欠かせない存在となるでしょう。
② 聖書の福音に基づく、健全な教会 これから日本では、さらに数多くの教会が開拓されていくことでしょう。しかし、日本のこれからの教会は、数が多いだけでなく、それらすべてが健全な教会となります。妥協せず、みことばに基づいて建てられ、いつまでも福音の純粋さと力を保つ教会となるでしょう。イエス様が再臨されるときには、「しみも、きずも、しわもない」完成された教会に戻って来られます。そこにはもちろん日本の教会も含まれており、イエス様は日本の諸教会を見て、喜ばれ、満足されるのです。
③ イエス・キリストの精神を持つ、栄光の教会 栄光という言葉は漠然としていますが、イエス様の栄光とは、「イエス様のご性質」そのものです。イエス様の栄光が現れる教会とは、イエス様の愛、恵み、真実さ、赦し、聖さ、知恵などイエス様のすばらしさがすべて現される教会のことす。日本の教会は、礼拝、祈り、みことば、交わりにおいてイエス様の精神と栄光が満ちる教会になります。
④ 繁栄を体験する、祝福された教会 今までは、日本の教会と繁栄とは全く関係のないものとして思われてきました。しかし、聖書は神様のご計画には繁栄と祝福が伴うと語っています。神の国には無尽蔵の富があること、神様は惜しみなく与えるお方であること、教会は神様のご計画の中心であること、神様は教会を用いられることを考えるときに、教会が繁栄しない理由は何一つないのです。これからの日本の教会には、経済的な富が入ってくるようになります。それは、自分たちが肥えて太るためではなく、神様のご計画を果たすための富です。神様は日本の教会に「あなたの口を大きく開けよ。わたしがそれを満たそう」と語っておられるのです。
⑤ 社会を影響する、力強い教会 イエス様が建てようとしておられる教会は、社会の片隅でひっそりとバイブルスタディをするだけの教会ではありません。使徒の働きを見ると、教会が建てられた所、エペソやピリピの町は大きく影響され、ついにはローマ帝国までもが影響されました。これは教会が目指すモデルです。これからの日本の教会は、社会のあらゆる分野に貢献するようになります。教会が存在するゆえに、離婚率や犯罪率が下がり、社会福祉が充実し、町の経済が良くなり、教会は社会の指導者たちにも認められ、歓迎される存在となるでしょう。
⑥ 収穫を刈り取る、大きく成長する教会 これからの日本の教会では、一般の方々がイエス・キリストのすばらしさを体験し、説得されなくても、神様を信じ受け入れるようになります。イエス様はご自分が十字架にかかられた報いを、日本から収穫されます。日本の教会は「小さい」のが当たり前でしたが、これからは、「メガ・チャーチ」が当たり前になることでしょう。神様は小さく始められるお方ですが、終わりはいつも大きいのです。日本の教会の「後の家の栄光は、前よりもまさる」ようになるのです。 私たちは確かに最高にすばらしい時代に生かされています。輝かしい希望を持ちましょう。大きく期待しましょう。そして、私たちの主イエス様の愛する教会を建て上げる働き人になりましょう。
スティーブン・ケイラー 1959年1月1日、福岡県で宣教師の家庭に 生まれ、18歳まで九州で育つ。アメリカのポートランド・バイブル・カレッジで神学を学び、その後8年間、その地で協力牧師を務めた後、1989年に宣教師として日本に帰国。1991年8月、千葉県船橋市でホープ・チャーチを開拓し、現在に至る。妻シェリーと子供6人の8人家族。
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