QTは弟子の道の始まりであり、核心です。 みことばから使命を見いだし、毎日QTをする喜びによって感謝があふれる信徒たちが集っている場所、益山ヒャンリン教会を訪ねました。
最も完全な訓練、QT ヒャンリン教会は益山市内からさらに奥に入ったところにある田舎の教会です。しかし、QTをしながら成長する健全な教会として知られ、少し離れた地域からも多くの信徒たちがやって来ます。 「QTは信徒が日々成長する道です。新来会者として教会から提供される教育を受けた後も、信徒は霊的に成長し続けなければならないと考えました。そのため約3年前から全教会員がQTを始めました。QTは霊性訓練の実であり、イエスのまことの弟子として生きていることを示す指標であると切実に感じます」 ジュ・ソンミン牧師は、2011年に教会を開拓してから、弟子訓練とさまざまな教育によって信徒たちを養ってきました。そして、信徒たちが自ら成長していくためには、毎日の聖書の黙想が必要であることを悟りました。「幼い時は親が食事を作ってくれますが、いつか自分で食事を作って食べなければならない時が来ます。そのように、教会員たちが自らQTをすることで主と直接交わり、いのちの糧を豊かに味わうのです」
QTで交わり、成長する共同体 「QTをすると、人生の意味と目的を発見します。職人が器を作る時にはその用途を念頭に置いているように、神様は一人ひとりに計画をもって私たちを創造されました。毎日みことばを黙想し、その計画を見いだすとき、私たちの人生が変わります」 ジュ・ソンミン牧師が話すように、信徒たちはQTをしながら人生を変えるみことばの力を経験してきました。分かち合いグループのリーダーであるユン・ギョンファさんは、QTをしないと一日も生きられないほどになったそうです。「みことばを一節でもつかんで自分のものにしないと、その日を生きる力が湧いてきません。また、私が苦しんでいた時にQTによって克服した経験が、今、苦難の中にあるグループのメンバーを助ける力となっています」 協力牧師であるキム・ジャヨン牧師は、分かち合いグループのメンバーに自費で『リビングライフ』を買ってQTを勧めました。「グループを始めたばかりの頃は、私が一人ひとりにメールでその日黙想した内容を送りましたが、今は自分たちが毎日QTをして積極的に分かち合っています。QTの分かち合いをする区域の集まりは、みんな心から楽しんでいます」 イ・ヒョンジンさんは、QTに対して強い情熱を持っています。「みことばを第一にしていると、感情に振り回されなくなりました。その日覚えるみことばをボールペンで手首に書き、それを見て心を治めるようにしました。2年ほどそうしているうちに、私の性格が柔らかくなったと家族や周囲の人が言うようになりました」 子どものミニストリーをしているジョ・ジョンヒョさんは「子どもたちがQTをすると、わからないことを親に質問します。子どもたちに答えているうちに、自分も一緒にQTをするようになったという親もたくさんいます」と言います。 全世代が一つの本文でQTをすれば、本当の意味での交わりができるとジュ牧師は話します。「私には、だれに会っても分かち合う話があります。子どもたちには『きょうはどんなみことばを読んだの?』と話しかけます。青少年や成人の教会員にも同じです。そんな会話で始まって、私が信徒の人生に入っていくのです。最近何に苦しみ、何が必要かを聞き、信徒たちのために具体的に祈ります。また、家庭でもQTをして家族間の交わりが生まれたという話をよく聞きます」
幸せな使命者たちの教会 ジュ牧師の説教には、自分が毎日QTをしながら黙想した内容が含まれています。彼は信徒の幸せについてこのように話します。「私の叔父は、靴直しの仕事をしています。叔父は、靴を直すときには目がとても真剣になります。叔父は、靴を修理しているときが一番カッコよく、また自分でも靴を修理するときが一番幸せだと言っています」 QTをして神の御心に従って生きるヒャンリン教会の信徒たちの姿がそうでした。QTをしながら日常を美しく生きる信徒たちを見ながら、使命に生きる祝福を感じることができました。
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