ホ・ヨング 世界総会宣教会(GMS)派遣宣教師
ジャングルの中にあるハッピーセンター(ハッピー教会)の周辺にある200世帯を超える家庭は、みなイスラム教徒なので、現地の家庭を訪問すると、冷遇されたり無視されたりします。どうしたら彼らに近づくことができるだろうかと悩み、大学生と一緒に英語を教え始めました。彼らは英語を学べば出世できると考え、次第に子どもたちを連れて来るようになりました。ムスリムの親たちは最初の1年は正門まで子どもたちを送りました。2年目になると玄関に、3年目には居間に足を入れ、4年目には礼拝堂に入り、座るようになりました。そして、5年目になると気軽に礼拝堂に入って子どもたちと一緒に英語を学び始めました。私たちは英語図書館とブッククラブを開き、本の間に戦略的にキリスト教書籍をはさみ入れ、子どもたちに読ませています。 迷信と呪術が残っているムンタワイ諸島のシブルット島に、大学生たちと一緒に福音を伝えに行った時のことです。行くのに3日もかかりました。そこで伝統と文化という名のもとに彼らのたましいをやみの悪しき霊が欺いているのを見ました。2週間の滞在を通して、呪術師の息子5人、村の有力者2人と親しくなったのですが、島を離れる前日の夜、その7人が宿を訪れて来ました。彼らに50年前にインドネシアにあった聖霊のリバイバルの歴史と奇蹟をはじめ、今ハッピーセンターで主が働いておられることを分かち合い、イエス様を伝えました。そして、証しを終えるたびに、一人ひとりに「神様が今も生きておられることを信じますか」と質問しました。すると、彼らは生きておられる神様を認め、私たちも彼らが呪術師の息子ではなく、真の神の子として正しく生きられるよう祈り、そこを離れました。 イスラム教徒人口が国民の90%であり、毎日5回彼らの祈りの声がモスクの拡声器を通して鳴り響き、あちこちでヒジャブをつけた女性たちと、ヒジャブの制服を着た女子学生たちの姿を目にするこの場所で、神様は語られます。「わたしに求めよ。わたしは国々をあなたへのゆずりとして与え、地をその果て果てまで、あなたの所有として与える」(詩 2:8)。私たちは毎日、神様がこの地の主であり、統治者であることを宣言しています。主よ!インドネシアにリバイバルを起こしてください!
| 国家情報 | 東南アジアのインド洋と南太平洋の間に位置するインドネシアは、大小1万8千の島からなる世界最多の島国です。そのうち6千の島に人が住んでおり、首都はジャカルタです。人口は約2億5千万人で、世界第4位です。国民の87%以上がイスラム教を信じています。1945年にオランダから独立し、1950年に単一国家となりました。インドネシア語を使用し、農業と鉱業(石炭、石油、天然ガス)などがおもな産業です。
| 祈りの情報 | インドネシアは全人口の87%以上の約2億1千万人がイスラム教徒です。これは単一国家としては世界第1位です。また、200メートルごとに建てられたモスクでは、朝の4時半から日に5回、メッカに向かって祈る国でもあります。1965年から6年間の霊的大覚醒とリバイバルの後、教会が急成長し、その時の実によってこれまで持ちこたえてきましたが、再びリバイバルが起こることを切に望みます。この地に霊的回復のみわざが再び起こり、多くのイスラム教徒が主に立ち返り、全世界のイスラム教徒を伝道する驚くべき福音のみわざが現れるよう祈りましょう。
| ホ・ヨング宣教師の祈りの課題 | 1.ハッピーセンターの現地大学生ミニストリーを通して、朝露のような青年たちが立てられるように。 2.英語教室と文化ミニストリーを通して、イスラム教徒の子どもたちが「主の働き人、御国の働き人」になるように。 3.ハッピーセンターの働きを通して、イスラム教徒たちがイエス様に立ち返るみわざが起こるように。 4.テロから家族の安全を守り、聖霊に満たされて霊的戦いに勝利し、霊肉ともに健やかであるように。
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