海渕美幸 ● 旭川神愛キリスト教会
私は、毎朝、目が覚めるとすぐに主の御前に出ます。そして、「みことばをもって、主よ、お語りください」とお祈りします。聖書を読み、『リビングライフ』を読んでから一日がスタートします。旧約聖書を読むときは、『リビングライフ』が詳しく、またわかりやすく書かれていますので助けとなります。 私は、主人のことで2009年頃から悩んでいました。主人は、一生懸命に祈りつつ仕事をしているのに報われないでいました。ある時は、職場の上司に「お前の信じているキリスト教なんか、おれは絶対に信じない」と厳しい言葉を投げかけられたこともありました。妻として、そのような状況の中で、ただ祈るしかありませんでした。韓国のハ・ヨンジョ牧師の言葉に、「祈りは一つも地に落ちることはありません」とありました。私は、牧師のその言葉にも励まされ、毎日お祈りしました。思い煩いやすい私は、朝ごとに与えられるみことばから、どれほど慰めや平安を受けたことでしょう。「安心しなさい。恐れることはありません」(創 43:23)というみことばが与えられたときは、本当に平安と感謝で満たされました。 私の祈りの中には、主人が定年の時まで、今の職場で勤めていけますように、というものもあります。ある朝、「ほんとうに、私は主のはしためです。どうぞあなたのおことばどおりこの身になりますように」(ルカ 1:38)とのみことばが心の内に響きました。そして私は、自分の願いや思いをすべて主に明け渡すことができました。 また、主は「どんなときにも、神に信頼せよ」(詩 62:8)と語ってくださいました。御心がなりますようにと祈りが変えられ、そのように祈り続けました。忍耐する日々が続きました。私は、そのような中で、主に信頼することを学ばされました。ところが、2013年4月、夫に解雇通告が出ました。私は自分の願いを明け渡し、「御心がなりますように」とお祈りしていましたので、動揺することなく、冷静に受けとめることができました。私の心は不思議に平安でした。それは、朝ごとにQTの時を持っていたからだと思います。主との交わりがなければ、悩み続け、苦しんだことでしょう。 目に見える状況は困難ですが、主の御心の道だと示され、揺らぐことのない平安で満たされています。「わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ。―主の御告げ―それはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ」(エレ 29:11)。
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