阿部佑平 ● 旭川神愛キリスト教会
「主はイサクに現れて仰せられた。『エジプトへは下るな。わたしがあなたに示す地に住みなさい。あなたはこの地に、滞在しなさい。わたしはあなたとともにいて、あなたを祝福しよう』」(創 26:2~3前半)。 このみことばは、今年の2月18日のQTで読んだみことばです。この日、私は仕事で出張に出掛けていました。出張先のホテルでQTを行った時に、このみことばが強く心に留まり、黙想する時間が与えられました。その後、ホテルを出発し、仕事場に行きました。仕事を始めると、思いもよらない問題が起き、このままでは予定していた仕事の目的が達成できないという困難な状況に陥りました。私はこの状況を受け入れることができず、どうしてこのようなことが起きたのかと嘆き、落胆しました。また、私はこれ以上ここにいても仕事が手につかないため、正直、仕事を中断して帰りたいとも思いました。 しかし、御霊の働きにより、QTで黙想したみことばの中で、ききんのためにカナンの地からエジプトに移ろうとしたイサクに対して、神様は「あなたはこの地に、滞在しなさい」と命じられたことを思い出しました。すると、この神様の命令である「あなたはこの地に、滞在しなさい」は、今の私にも語られていることを強く確信し、このまま滞在して、できる限りの最善を尽くして仕事を行うことを決断しました。 問題を解決しながらの仕事には様々な苦労がありましたが、神様がともにおられたので、ひとつひとつの問題が解決へと導かれていきました。また、神様のあわれみにより、あきらめていた仕事も別の方法を用いて行うことができるようになり、当初予定していた仕事をすべて行うことができました。みことばにより決断し従ったことで、神様がイサクに約束されたように、神様は私とともにおられ、私は祝福を受けることができました。 このことを通して、私は日々の生活の中で、みことばを求めて黙想し、霊の糧として蓄えておくことが、いかに重要であるかを思わせられました。家庭や仕事などに追われ、神様との交わりが疎かになるような時もありますが、今後もQTを通して神様のみこころをさらに求めて知り、実行する者として成長させていただきたいと神様に願っています。 「生まれたばかりの乳飲み子のように、純粋な、みことばの乳を慕い求めなさい。それによって成長し、救いを得るためです」(Ⅰペテロ 2:2)。
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