å£«å¸«è¨˜ã®é“しるべ①

   ã ã‚Œã®ç›®ã«æ­£ã—いと見えることを行うか
 
カン・ソンヨル ● 湖南神学大学 旧約学教授


めいめいが自分の目に正しいと見えることを行っていた時代
士師記は、前書のヨシュア記にひき続いた内容でありながら区別されており、題名自体も分けられています。優れた人物の名を題名にした「ヨシュア記」とは違って、「士師記」は士師(judge)という職を表す複数形の単語を題名にしています。これはヨシュアの時代とは違い、士師記にはその時代を左右するほどの優れた人物が出現しなかったことを物語っています。
士師記にはカリスマのある士師たちが時折登場しますが、「ヨシュアの死後」には、すべてにおいて下降線をたどったことを示しています。無政府状態のようなこの時代を説明する士師記の最後の部分「そのころ、イスラエルには王がなく、めいめいが自分の目に正しいと見えることを行っていた」(21:25;17:6)とは、「そのころ、イスラエルにはモーセやヨシュアのような人物がいなかった」と表現してもよいでしょう。
士師記をヨシュア記と区別するもう一つの特徴は、この二つの書の初めと終わりに少し違いがあることです。ヨシュア記は決定的な一つの出来事、すなわち一つの時代に幕を下ろす信仰の指導者の死によって始まり、終わるというものです。モーセの死とともに始まり、ヨシュアとエルアザルの死によって終わります。「主のしもべモーセが死んで後」(ヨシ 1:1)、「主のしもべ、ヌンの子ヨシュアは百十歳で死んだ」(ヨシ 24:29)、「アロンの子エルアザルは死んだ」(ヨシ 24:33)。
士師記もヨシュアの死から始まります(士 1:1)。しかしヨシュア記とは違い、最後の部分では死に関する記述がありません。ただ王がなく、めいめいが自分の目に正しいと見えることを行っていたという否定的な内容(士 21:25)が記されているだけです。その否定的な出来事の中心にいる人々が士師たちです。12人の士師は、彼らに関する話が聖書の紙面をどれほど割いているかによって「大士師」と「小士師」に分けられます。大士師にはオテニエル(3:7~11)、エフデ(3:12~30)、女士師デボラ(4~5章)、ギデオン(6~8章)、エフタ(10:6~12:7)、サムソン(13~16章)、小士師にはシャムガル(3:31)、トラ(10:1~2)、ヤイル(10:3~5)、イブツァン(12:8~10)、エロン(12:11~12)、アブドン(12:13~15)がいます。

赦しと救いを放棄されない神
それでは、士師記に登場する12人の士師とはどんな人々でしょうか。まず士師たちは、神がイスラエルの民を救うために一方的に選ばれた者たちです。彼らは自分たちの力と才能によって働きをなすのではなく、初めから終わりまで神の霊によって働きをなした人々です(3:10;6:34;11:29;13:24~25;14:6, 19;15:14など)。ウェーバー(M. Weber)の言葉を借りれば、士師たちは神の霊を賜物として受けた指導者という点から、「カリスマ的な指導者たち」です。ですから士師という職は、世襲できませんでした。また士師たちは、国家が危機に直面したときに現れて活動する、危機を管理する人々です。イスラエルの民が異邦の民の侵略によって苦しみ叫んだとき、神の召しを受けて民の先頭に立って導き、戦いに勝利して地に平和をもたらす人々です。ですから、彼らの活動は軍事的な領域にとどまることがほとんどです。民をさばいていたデボラの司法機能が例外的に許容されてはいましたが(4:4~5)、士師たちは自分の部族を代表する者だったので、すべての領域においてイスラエルの十二部族を死ぬまで治めた王の役割と同じとは言えません。
ですから士師の時代は、混乱と無秩序の悪循環を断ち切ることができませんでした。士師の時代が無政府状態の繰り返しとも言える一定の構造を持っていたという事実が、これを裏付けています。士師の時代をよくまとめた記述が士師記2章11~23節です。士師の時代には偶像礼拝の罪、懲らしめとさばき、叫びと悔い改め、士師による救い、この四つの要素が繰り返されていました。神のさばきと士師による救いの繰り返しが続いても、イスラエルは偶像礼拝を捨てることはしませんでした。これは、農耕文化圏のカナンがバアル信仰の豊穣と多産を特徴としているためです。イスラエルの民は実に長い間、このようなバアル信仰の影を捨てませんでした。
士師たちの役割と機能には、さまざまな制約がありましたが、士師たちは神から選ばれたしもべであり、徹底的に神の王権を代弁する人々でした。しかし、士師の時代の後に起こった王政制度は、絶対君主制の性格を持っていました。王に絶対的な権力を与えたため、地上の王権を代弁するものに変質するしかありませんでした。その中で神の王権を代弁する預言者たちの活動が始まったのは、まさにこのためでした。

 

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