ä¸–界の中心で愛を叫べ

   99%の日本人のための聖書
 
水戸第一聖書バプテスト教会牧師 宇佐神実


2013年の復活祭の日、創造主訳聖書が出版されました。その特徴は、これまで「神」と訳されてきた単語(偶像神を除く)を「創造主」と訳した点です。この聖書は、四日市の堀越暢治牧師をはじめ、その必要を訴えるさまざまな声に応える形で準備が進められ、国内外の教会や個人の祈りが積まれ、献金がささげられて出版に至りました。私たちの教会もその一つに加えていただけたことを幸いに思います。
なぜ「創造主」と訳す必要があるのか不思議に思う方もいらっしゃると思うので、この聖書出版の目的や理由などを述べさせていただきます。もしユダヤ人が、ヘブル語で「エロヒム」と聞けば、すぐ念頭に浮かぶのは天地を造られた主でしょう。しかし日本人がその訳語である「神」と聞いても天地を造られた主を念頭に浮かべる人はあまりいないでしょう。これは海外でも同様で、創造主と偶像神を使い分けて訳されている聖書がいくつもあります。隣の韓国にも「神」という単語はありますが、あえて「唯一の方」という単語に訳されました。中国では「神」と訳された聖書もありますが、あえて「上帝」と訳して偶像神と使い分けている聖書があります。上帝とは、中国人が古来より信じてきた天に君臨する唯一絶対の帝を指す単語です。英語では「God」は創造主を指し「god」は偶像神を指す、というふうに使い分けの工夫がされています。
15世紀のザビエル来日以降、創造主は「デウス」「大日」「天主」「極楽」など、さまざまな呼び名で呼ばれてきましたが、明治時代に聖書翻訳が手がけられたとき、創造主に「神」という訳語を当てました。翻訳者は日本の神との混同を避けるために「シン」と読ませるつもりだったそうですが、ふりがなもなかったので「カミ」という読み方が定着したそうです。長い時をかけて日本文化の中にキリスト教式結婚式などが定着するようになりましたが、「神」と聞いて創造主が頭に浮かぶ人は少ないでしょう。
日本人の神概念は人によって千差万別です。神棚のある家ではその家の神が、生活が神社の神と密接に結びついている地域では神社の神がすぐ頭に浮かびます。最近では何かに秀でている人を「神」と呼ぶことが多くなりました。ですから「聖書の神」と聞いてもどのような神かイメージの湧かない人が多いのです。
牧師から伝道を受け、救われて3年ほど過ぎた母親は、息子に尋ねたそうです。「イエス様は、あの太陽のどちら側に座っておられるんだい」と。母親にとって神とは太陽のことで、聖書を信じた後でも誤解していたそうです。また最近ある牧師から聞いた話では、アメリカで信仰をもって間もない日本人が、帰国して教会に来るようになったそうです。しかし、神社にも神を拝みに行っていることがわかりました。日本の風土はいろいろな神様を拝むのは悪いことではありません。その方にはキリスト教の神という概念はあっても、唯一絶対の創造主という概念がまだよく理解できていないそうです。
私はクリスチャンホームで育ちましたので、多くのクリスチャンがそうであるように、神ということばに愛着をもち、親しんで使っていました。しかしアメリカに留学した時、アメリカのクリスチャンたちがよく「My Creator(私の創造主)」ということばを用いることに気づいたのです。振り返ってみると「創造主」だとわかってはいても、「私の創造主が…」と当たり前のように使うことはありませんでした。神=愛、神=義、神=創造者といったように「イコール」で結んで理解していた方でした。そして創造主と考えることの大切さを感じたのです。
そして、この方が創造主だと理解するようになってから、「創造主だから当然造られたものを愛される」「創造主だから創造の目的に沿ったことを義とされる」「創造主だから造られた目的に反する行為を罪とされる」「創造主だからさばく権利がある」「創造主だから罪を犯した人を救うこともおできになる」といったふうに、「だから」そうなのだと当然のこととしてより深く理解できるようになったのです。
ノンクリスチャンにとっても「創造主」と伝えられることで、聖書が語っているのは天地を造り人間を造られた天の父を指していると理解しやすくなるでしょう。また神々を信じる人たちと「どちらの神が本当か」という噛み合わない論争を避けることもできます。さらに、辞書で「創造主」と引くとキリスト教の神とあり、一般に通用している日本語です。
そういうわけで、聖書を知らない99%の日本人にもわかりやすく聖書が理解できることを目的として創造主訳聖書が出版されました。聖書の出来事のおおよその年代がわかる年表や幕屋や主の宮の挿し絵、聖書の視点からの科学的説明などさまざまな図表もあります。この聖書が用いられて福音が伝わり、主の御名があがめられることを切に願っています。


宇佐神実
1961年仙台市生まれ。創造論研究会主事、水戸第一聖書バプテスト教会牧師。カリフォルニア大学バークレー校文理学部卒、米国クリスチャン・ヘリティジ・カレッジ神学部卒。創造主と創造のみわざのすばらしさを伝えるために講演・出版などの活動をしている。著書『目からウロコの進化論』、訳書『人類の起源』。

 

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