小林登代子 ● 日本オープンバイブル教団神戸キリスト栄光教会牧師
「主よ。朝明けに、私の声を聞いてください。朝明けに、私はあなたのために備えをし、見張りをいたします」(詩 5:3)。 私のリビングライフと一対一弟子養育訓練の学びとの出会いは、故ハ・ヨンジョ牧師を通してでした。ラブ・ソナタのときのハ牧師の説教の中で、日本のたましいを愛するのは片思いのようだと言っていました。そのとき、ハ牧師の日本の人々に対する愛と情熱が伝わってきて、心の琴線に触れるほど感動しました。ハ牧師と話せるなら、「ハ先生、先生から流れる愛と日本のたましいへの情熱はしっかりと届いています」と伝えたい思いでした。そして、ハ牧師の言葉は、神様からの語りかけにも感じられ、それに応答することが、神様に従うことだと思いました。今は多くの日本の人や教会、教派を越えてその愛が届けられています。 2007年のラブソナタ後すぐに、当教会の菅原牧師は教会員の学びのために『リビングライフ』を取り入れ、多くの参加や協力が得られました。そして2007年8月に、韓国から2名の講師を迎えて、一対一弟子養育訓練とQTを学ぶ機会が与えられ、さらに訓練を受けるために11月に韓国に行き、貴重な指導と訓練を受けることができました。 それから一対一の学びを求める人々が与えられ、2008年より同伴者クラスをスタートすることができました。当教会では弟子訓練として1年かけて学び、年末には最初の修了者15名を出すことができました。今は90名以上の方が同伴者クラスで学び、またデボーションガイドとして、個人的に、また教会の早天祈祷会などで『リビングライフ』を用いています。一対一同伴者クラスでは全員がQTを行っています。学びのたびにQTの分かち合いをしており、日々みことばの適用を実践することによって、少しずつ成長しています。現在は教会内だけでなく、離れている家族や友人にも『リビングライフ』を送るようにしています。 枝教会の大久保ホーリーチャペルでは、早天祈祷会のときに『リビングライフ』を用いて、アイフォン通信をしながら、同時に37名がともにQTの分かち合いと祈りをし、祈祷会を捧げています。人の心をつなげるQTは1日の霊性と力を受けて、互いに愛を感じる、日本宣教の未来を見るようです。 ハ牧師の日本への宣教の情熱は片思いではなく、人々の心を動かし、今も各地で祈られています。日本の人々や教会に宣教の種が蒔かれて心の奥に根ざし、時が来たときリバイバルの花を咲かせると信じ、祈り続けています。
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