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旧約聖書と新約聖書がつながる！
みことばが適用される。

このような方にお勧めします！
1. まだ一度も聖書を通読していない人
2. 聖書通読に挑戦はするが、いつも失敗する人
3. 教会には行っているが、聖書はよくわからない人

創世以来、神の関心は、この地に神の国を回復（拡張）されることでした。神は創造するや否や、アダムとエバをエデンの園（神の国）に置き、人間が堕落した直後、蛇をのろいながら、女の子孫が蛇の頭を踏み砕くことを約束されました（創3:15）。女の子孫として来られたイエスが、サタンの力を壊滅させ、この地に新しい天と新しい地を与えて下さるという約束です。アブラハム、モーセ、エリヤ、バプテスマのヨハネ、イエス、そして使徒たちは、この地に建てられる神の国を絶えることなく宣言しました。
私たちは聖書を見ながら、神の国は徐々に成し遂げられるものであることを知りました（種を蒔くたとえ：マタ13:1～23、将来のからだに対する約束：Ⅰコリ15:36～38など）。旧約の歴史書（アブラハムの契約、出エジプトの出来事、カナン征服、ダビデの王国、神殿建築、捕囚帰還後の神殿と城壁の再建）がこれを裏づけています。
神の国は、イエスの働きによって、この地に現れ始めました。聖霊は、主の再臨の日まで私たちが生きていく中で御国を経験し、栄光の新しい天と新しい地を待ち望むように働かれます。神の国は、“現在から未来”にわたって漸進的に成し遂げられます。今、私たちの内から始まり、父なる神だけが知っておられるその時に、この地に主は栄光の世界を与えて下さいます。イエスは言われました。「だから、目をさましていなさい。あなたがたは、自分の主がいつ来られるか、知らないからです」（マタ24:42）。「だから、目をさましていなさい。あなたがたは、その日、その時を知らないからです」（マタ25:13）。そして、使徒たちも勧めました。「こういうわけですから、兄弟たち。主が来られる時まで耐え忍びなさい。見なさい。農夫は、大地の貴重な実りを、秋の雨や春の雨が降るまで、耐え忍んで待っています」（ヤコ5:7）。「耳のある者は御霊が諸教会に言われることを聞きなさい。勝利を得る者に、わたしは神のパラダイスにあるいのちの木の実を食べさせよう」（黙2:7）。
私たちが神の愛（みことば）に応えるとき、私たちの内から神の国が始まるという本質的な教えを悟りました。私たち聖徒は、主が来られるその日まで、「ですから、だれでも自分自身をきよめて、これらのことを離れるなら、その人は尊いことに使われる器となります。すなわち、聖められたもの、主人にとって有益なもの、あらゆる良いわざに間に合うもの」（Ⅱテモ2:21）とならなければなりません。
本書は、十数年間、聖書と共に多くの関連書籍などを読んで学び、研究したものを基礎とし、毎日早朝に起きて祈りをささげる中、聖霊に示されたことなどを含めて自分なりに整理したものです。神が遣わされた場所で毎週主日の午後に講義した内容などです。不足した点が多く、補足すべき所がたくさんあると思います。しかし、聖書を読みつつ、父の御心と愛を知ろうと飢え渇きを覚える多くの聖徒たちが、より聖書に親しんでもらえればという熱望によって、この小さな本を編集しました。今後、多くの方々が、聖書と共にこの本を身近に置いて学びつつ、同じ恵みを体験されることを願います。またその一方で、この本の不足な点などを補完することができるよう、忌憚のない御批判と御助言のほどを請い願います。（blog.never.com/bjmoon49）
この本を主の祭壇へささげます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　－著者　ムン・ボンジュ牧師