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教会は祈りで建てられる
 
著者
:
ジョン・ピルド
 
定価
:
1,320 円
 
ページ数
:
248
 
ISBN
:
978-4-931534-19-3
 
Cコード
:
C0016
 
寸法
:
129×188
  カスタマーレビュー
 
 
本の紹介
「涙が、祈りの涙が礼拝堂に満たされれば、礼拝堂は人で満たされます。涙があふれれば、礼拝堂が……」
その日から徹夜の祈りを始めた。「私の祈りの涙が礼拝堂をすべて満たすことはできないが、小さな講堂ひとつぐらいは、何とか満たすことができるはずだ」。そう思い、講堂の前で泣き始めた。死んでいく霊を救ってくださいと祈り、羊の群れを送ってくださいと祈り、みことばを与えてくださいと祈り、すでに教会に訪れた羊の群れに祝福を与えてくださいと祈った。そうしてしばらく泣きながら祈ったあと、体の角度を変えて座り直し、また泣きながら祈った。講堂を私の祈りの涙ですべてを満たしたかったからだ。
次の日は、他の場所に座って祈った。「神様、この礼拝堂を満たしてしてください」。そう祈りながら礼拝堂をひとまわりし、徹夜で祈った。
そして本当に驚くべきことが起こった。開拓牧会してから三ヶ月目に百五人が集まったため、その礼拝堂で礼拝をささげることができなくなったのだ。仕方なく、もう少し大きい場所に引越した。広い場所に移ればそこは狭くなり、そのためまた引越さなければならないことが一年に三回も続いた。
牧会者はどのような人だろうか。牧会者はたましいを思い、泣く人である。礼拝堂を涙で満たす人である。(本文より)
目次
推薦のことば
はじめに
第1章 召命:召命を受ける者は御手に握られている
第2章 鍛練:神様だけに答えがある
第3章  準備:愛されるほど用いられる
第4章  祈り:涙が満たされれば、礼拝堂も満たされる
第5章  開拓:第一段階から従順に従うことによって
第6章  成長:傲慢だと止まってしまう
第7章  成熟:恵みは分け与えるほど大きくなる
第8章  力:牧会実力は敬虔だ
第9章  家庭:家庭に笑いがあれば、牧会にも笑いがある
第10章  教会:教会は必ず勝利する
著者の紹介
○ジョン・ピルド
ソウル大学卒業
総神大学神学大学院卒業
アメリカリフォームド神学大学牧会博士課程修了
釜山聖市化運動本部本部長
大韓イエス教長老会水営路教会主任牧師
推薦のことば
二組の信徒と共に釜山市水営路で開拓伝道をはじめられて三十三年。水営路地区から海雲台地区に教会が新築移転したが、教勢は増加の一途を辿り、教会堂は更なる拡張を繰り返している。現在日曜礼拝の出席者は二万人を超している。この現実は、神の与えてくださった恵みと希望のしるしである。
2005年秋、水営路教会主催の教会成長研修会G&G(Grace & Growth)が開催された。その時の案内パンフレットに「水営路教会の目に見える外的教会成長と成長システムに目を奪われないで、教会成長をもたらす霊的生命、聖霊の恵みに着目していただきたい」とあった。教会成長は何より聖霊の働きであり、牧師がキーポイントである。水営路教会の驚異的成長のキーは、主任牧師のジョン・ピルド牧師である。
ジョン・ピルド牧師は、
1.祈りの器である。万事祈祷である。敬虔な神の人の特徴は祈りの人であること。
2.信仰の人である。みことばと神の全能に命をかけている人である。
3.ビジョンに生きる牧師である。韓国のリバイバル、釜山地区のリバイバル、世界宣教のため、長老から学生、子どもまでもが御霊の一致、ビジョンの一致をもって愛の祈りと献金の活動をしている。
4.信徒1人1人のために愛のとりなしの祈りがあり、アガペの愛に満ちた説教者である。教会の成長が外的に現れる前に、内的生命としての神への愛、信仰の献身、感謝と喜びの奉仕がある。そして信仰の内実である祈りと愛と献身がある。
これを二十有余年の個人的な親しい交わりや集会、聖会、セミナーを通して私が実感しているところである。
『教会は祈りで建てられる』は、ジョン・ピルド牧師が愛してやまない日本の牧師、日本の全教会へのキリストにある愛の、尊い贈り物である。この度出版される『教会は祈りで建てられる』も聖霊により、命と力の注ぎをいただけるものである。より多くの牧師、信徒の皆さんがお読みなられることを願ってやまない。
必ず信仰と生活に聖霊による変化、成長を明確に体験なさることだろう。

日本イエス・キリスト教団顧問、福岡教会牧師 横田 武幸