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こんぼパン
 
著者
:
イ・チョルファン著/ユ・ギフン編
 
定価
:
 
ページ数
:
160
 
ISBN
:
978-4-931534-05-6
 
Cコード
:
C0098 文学―外国文学、その他
 
寸法
:
143×202
  カスタマーレビュー
 
 
内容紹介
口の悪い人たちが彼女のお父さんのことをこんぼって呼んだのさ。
その子はいくらお腹が空いていても、あばたに似たこんぼパン、お前を絶対に食べなかった。
ところがいつからか、こんぼパンという名前の代わりに、ソボロパンという名前を付けるようになった。
彼女はそのときから、こんぼパン、お前をおいしく食べられるようになったのさ。

愛というのは、難しいものじゃないんだよ。
かわいいと言ってあげること、うまくできたと言ってあげること、一緒に行こうって手をつないであげること、それが愛なのさ。パアッと咲いた花のように、ただ一度笑ってあげること、それがまさしく愛なんだよ。
本の紹介
<涙と愛あふれる35のストーリー>
誰の胸の中にも一つくらいは、真昼でもきらりと光る星がある。
華やかではなくても、素朴な美しさをかもしだす道端の花のように、私たちの周りの、そっと咲く花のようなお話がちりばめられています。多くの人々を涙させた、リヤカーを引いたリンゴ売りの話「祝儀金3千ウォン」や、住み込みの家政婦をする母に会いたくて、母の勤め先の門前に雪だるまをそっと作った兄弟の話「双子の雪だるま」他、読む人の心に澄んだたましいの虹を架けてくれる短編集です。
目次
推薦文
「こんぼパン」に寄せて
祝賀金1万3000ウォン
こんぼパン
初恋
優しい女
真昼でもきらりと光る星
よい子よ、早く家にお帰り
父さんの誕生日
双子の雪だるま
カタツムリ
うちの子のためなら……
ギンヤンマを捕まえろ
誰にも分からないように、お前のために……
タンポポの歌
おばあさんのリヤカー
幸せな1日
踊るシラサギ
カエデのはしご
眠っている赤ん坊に
母の後姿
ある外国人労働者
お前のために
愛よ……お前はどれほど辛かったんだい……
愛の喜び
学校のチャイムがキンコンカンコン
マンボクおじさん 春の日は過ぎ行く
僕は美術部だから……
お母さんの友達
陸上選手ビョンドク
赤いちょうちょう
チキンおじさん
愛の足音
僕の背中を踏んで行って
私の父は母親の顔も知らない
痛み、星になる
イラストレーターの言葉
著者の紹介
  サンムン洞にある、「プルム夜間学校」で長い間学生を教え、テレビやラジオの番組、新聞などで,数多くの人々に心温まる話を贈った。著書としては、実際庶民の生活にある話を11年間書いた『練炭道1・2・3・4』、『子どものための練炭道1・2・3』、『マンガ練炭道1・2・3』、『幸せな古物商』と童話集『幸せなタイヤキ』などがあり、『ソンイの黄色い風船』、『らくだおじいさんはどこに行った?』が近年出版された。『練炭道1・2・3・4』は超ベストセラーとなり、『練炭道』の『美しい別れ』は小学校5年生の教科書に載せられた。
 子供たちが、カリン茶と一緒にモーツァルトを聞きながら童話の本を思いっきり読める森の中の「ひよこ図書館」を作るために、著者はきょうも一生懸命文章を書いている。
推薦のことば
自分自身を投げうつ愛、
そういう愛を「こんぼパン」から学びました。
愛という言葉を、私たちはあまりにも簡単に口にします。
でも、愛は思っているほど簡単に訪れたり、
叶うものではありません。
自分の身を投げうち、苦しみに耐えて
ようやく、1つの愛が生まれるのです。
この本の著者は、そんな愛があったがゆえに、
私たちは今日1日を生きることができるのだと言っています。
その愛を、私に贈ってくれた人がいます。
それはこの本の登場人物たちです。
「こんぼパン」を読みながら、一晩中泣きました。
目がはれ、頭が痛くなるほど、涙を流しました。
私のために、身を投げうった方の愛を思い出したからです。
私の人生に最高の感動をくれた、
この本を強く推薦したいと思います。       
女優 チェ・ジウ